鹿児島放送番組審議会

第383回 2020年10月28日

KKB鹿児島放送の番組審議会は、志學館大学教授で県立図書館長の原口泉さんを委員長に県内の有識者9人で構成され、放送番組の向上と適正化をめざして意見が交わされています。今回は自社制作番組「Jチャン+」(毎週月〜金曜日 午後6時15分〜放送部分)について審議しました。主な討議内容は次の通りです。

『Jチャン+』

  1. 県内のニュースを中心に特集や全国ニュース、天気予報など多くの情報を伝え、データや解説を交えた丁寧なつくりだと思う。全体的にバランスがとれていて、落ち着いている印象を受ける。
  2. 新型コロナについて感染状況だけでなく、影響を受ける業界や頑張っている人など、様々な観点から報道している。視聴者の関心事であり、いろいろな視点や切り口で伝え続けてほしい。
  3. 編集長のコーナーは知りたい情報を数値や図表、他の地域との比較、時系列等でわかりやすく説明している点を評価したい。インタビュー企画などがもっとあってもいいと思う。
  4. 編集長はタイムリーな話題を詳しく解説している。かたい内容とやわらかい内容の両方を取り上げ、番組での編集長の立ち位置も構築されてきたと思う。
  5. 「この店この味」のコーナーは地元にいても知らない情報が多い。単なる店紹介ではなく、ストーリーを絡めて紹介し、実際に食べた人の声を取り上げている点も良いと思う。
  6. 水曜夜に放送している「フォトドラ」をニュース番組の視点で紹介し、新鮮な気持ちで見ることができる。内容もわかりやすく、ドライブの情報は週末らしさがあって良い。
  7. 「ふる熱人」のコーナーは地域おこし協力隊が多く、人選に少し偏りを感じる。あまりメディアに出ないが、地道に地域に根づいた取り組みをする人たちを掘り起こして取り上げてほしい。
  8. 視聴者との双方向・対話型の企画として、素朴な疑問や質問に編集長や気象予報士らが答えるようなコーナーもあると良い。
  9. 中央の大きなモニターは活用していないことが多く、必要なのか疑問に感じた。両端にいるアナウンサーにもう少しスポットをあてるような仕掛けも必要ではないか。
  10. 番組終わりの出演者のやりとりは、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる。話す時間は毎回同じくらいの長さでまとめるとすっきりすると思う。
以上のような感想や意見、要望が出されました。
KKB鹿児島放送は今後もこれらの声を番組制作や放送活動に生かしてまいります。
なお、今回の番組審議会では今年4月から9月まで半年間の「放送番組の種別」と「種別ごとの放送時間」、自主的な公表として「CMの放送時間量」と「10月基本番組表の放送番組種別」について報告しました。
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