トカラ地震 第3陣の島外避難
トカラ列島近海を震源とする一連の地震は9日までに1700回を超えました。警戒が続く中、島外避難の第3陣となる住民を乗せた船が鹿児島市に到着しました。
午後6時ごろ、悪石島の20代から70代の住民5人を乗せた船が鹿児島市に到着しました。これで十島村から島外避難をした人は悪石島の49人と小宝島の15人のあわせて64人となりました。
悪石島には20人が残っていて、村は支援物資や看護師らの派遣を通じて、島に残る住民への支援を続けるとともに今後の島外避難については希望があれば対応するということです。
トカラ列島近海を震源とする群発地震は発生から20日が経とうとしています。
先月21日からこれまでに震度1以上の揺れは1700回を超えていて、悪石島では今月3日に震度6弱、6日には震度5強を立て続けに2回観測しました。その後、一日あたりの震度1以上の揺れは100回を下回る日が続いています。
気象庁は「活発な地震活動はまだ続いている」として、当分の間、震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けています。