注目 来月から運用開始『マイナ救急』


万が一、救急車で搬送されることになった場合、お持ちのマイナ保険証が役に立つことになりそうです。
来月から新たな取り組みが始まります。

県内で最も救急車の出動が多い鹿児島市消防局。
去年1年間の出動は、3万8648件、1日平均100件以上にのぼります。

(通信指令室)
「119番 消防局です。火事ですか、救急ですか」

救急隊は現場である問題に直面しているようです。

(鹿児島市消防局 高附和文 消防司令長)
「傷病者からの情報はその後の救急処置や病院の選定にとても必要なこと。それが取れないとなると救急隊としては困る」

問題の解消に向けた取り組みが来月1日から始まります。

(救急隊)
「マイナンバーカードをお持ちですか?マイナ保険証を使用して病院の診療情報などを確認してもいいですか?」

マイナンバーカードと保険証を一体化させたマイナ保険証を活用した「マイナ救急」という制度です。
救急隊は患者のマイナ保険証を専用の端末で読み込み診療情報や服用している薬などを把握し、搬送先の病院の選定や治療に役立てます。

(鹿児島市消防局 高附和文 消防司令長)
「痛みや苦しくて会話が困難な方もいる。マイナ保険証で救急隊に正確な情報が伝えられる」

双方にとってメリットが大きい一方、マイナ保険証の利用率は31%と、浸透しているとは言えない状況です。

(鹿児島市消防局 高附和文 消防司令長)
「新しい仕組みのため運用を開始してから様々な状況に対応していく必要がある」

※高附消防司令長の「高」ははしごだか

 
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