8月の豪雨災害受け 国会議員ら国に「復旧のあり方」要請
先月の豪雨災害を受けて県内の野党系の国会議員らが国に対し復旧のあり方について要請を出すことになりました。
(立憲民主党 野間健 衆院議員)
「(被災)前に戻されても同じ豪雨が起きたら、また同じ被害を被る。だから原形に戻してもらっても困ると」
会見を開いたのは、県選出の国会議員で立憲民主党の野間健・衆院議員と無所属の尾辻朋実・参院議員、湯浅慎太郎県議です。
一連の豪雨災害では農林産業だけで80億円以上の被害が出ていて、国は特別な財政支援を行う「激甚災害」に指定する方針です。
要請では災害前の状態に戻す「原形復旧」ではなく、災害防止につながる「改良復旧」を軸にすることなどを求めています。
(無所属 尾辻朋実 参院議員)
「これだけ災害が増えている時代に入っている。(災害復旧のあり方を)国に提言しなければならない」
要請は防災担当大臣や国土交通大臣らに提出する予定です。
7日、伝統行事の「ボゼ祭り」が行われた十島村の悪石島。
頻発した地震も減り、日常が戻りつつあります。
そうした中、地震で被災した人たちを支援しようと、複数の保険会社を持つ保険・金融グループが義援金600万円を塩田知事に贈呈しました。
(あいおいニッセイ同和損害保険 鹿児島支店 河合正樹 支店長)
「自然災害が頻発しており、被害が大きくなっている傾向にある。水やポリタンク、簡易トイレなど日常生活に密着するものに活用してほしい」
義援金は十島村を通して対象の住民に支給されるということです。