日米共同訓練始まる 鹿児島・沖縄など8道県で14日間


 陸上自衛隊とアメリカ海兵隊による共同の実動訓練が始まりました。

 日米約1万9千人の隊員が参加します。

 沖縄・うるま市での開始式では在沖アメリカ海兵隊トップのロジャー・ターナー中将が、「インド太平洋地域の平和と安全を脅かすあらゆる脅威に対して高い抑止力を発揮することができる」と訓練の意義を強調し、陸上自衛隊・西部方面総監の鳥海誠司陸将は、「平和と安定に寄与する重要性を日米の全隊員が理解し、成果を確実に得ることを期待している」と訓示しました。

 奄美市の奄美駐屯地でも車両が頻繁に出入りし、隊員が行き交う様子が、見られました。

(杉本記者)
「奄美駐屯地上空にヘリコプターが現れました。これから離発着訓練が行われる模様です」

 奄美駐屯地内にアメリカ軍のヘリコプターが着陸。

 5人ほどの隊員を乗せ離陸しました。訓練は、11日から14日間、駐屯地やアメリカ軍基地のある8つの道県で実施し、不発弾処理訓練やサイバー攻撃に対応する訓練を行うほか、物資輸送や燃料補給演習のため、民間施設の使用も計画されていて、日米約1万9000人が参加します。

 防衛省の事前の発表では、今回の訓練に参加する日本側の隊員は去年の倍以上1万2千人を超える見通しです。

 
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