【大雨】相次ぐ浸水 河川整備は途上 県議会で質疑
先月の記録的な大雨で浸水被害が相次いだ地域の河川の整備状況について、11日の県議会代表質問で質疑がありました。
先月7日からの大雨で県内では霧島市や姶良市を中心に浸水被害が相次ぎ、床上・床下浸水はあわせて約1500棟に上っています。
一方、下流域の市街地部などで越水や水があふれ出る溢水といった氾濫被害は発生していません。
【県土木部 木佐貫 浄治 部長】
「一定の(河川)整備効果は発揮されたものの、今回の記録的な大雨においては、その他の地域で河川からの氾濫や住宅地等からの雨水が排水しきれなかった。内水による浸水被害が発生した」
霧島市や姶良市の河川の整備率は1時間雨量60ミリを目安にした場合、約51パーセントで、県全体を上回っているものの、「いまだ整備の途上にある」としています。
【県土木部 木佐貫 浄治 部長】
「今後、気候変動の影響も考慮しながら、基本方針等の策定を進め、河川整備に生かすよう取り組んでいく」
近年、豪雨や台風災害が激甚化するなか、防災・減災に向けてハードとソフトの両面からの対策が求められます。