離島防衛を想定した日米共同訓練 市民グループが抗議活動「防衛費より国民の命を守れ」 鹿児島
11日から始まった日米共同の実動訓練について、奄美市で住民グループが抗議の声をあげました。
抗議の声をあげたのは訓練の実施に反対する奄美市の住民グループです。
陸上自衛隊とアメリカ海兵隊などは離島防衛を想定した実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」を11日から2週間、北海道や九州・沖縄などで行っています。
奄美大島では奄美駐屯地や瀬戸内分屯地などでミサイル部隊による対艦戦闘訓練が行われるほか、電子戦部隊の訓練も予定されています。
住民グループは12日奄美市内の交差点でのぼりや横断幕を掲げ、訓練を中止するよう訴えました。
【奄美の自然と平和を守る郡民会議・関誠之 副代表】
「防衛費になぜこれだけのお金をつぎ込まないといけないのか。本当に声を出していかないと国も変わっていかないんじゃないかと。防衛費より国民の生活を守ると、命を守れと私は訴えていきたいと思っています」
住民グループは13日、奄美駐屯地の担当者らに訓練の中止を求める要請書を提出するということです。