「赤い炎が上がり、バンッとはじける音がした」 鹿児島市で火事相次ぐ
鹿児島市で8日夜から9日朝にかけて火事が相次ぎ、焼け跡から1人が遺体が見つかりました。
警察などによりますと、午前8時半ごろ、鹿児島市桜ヶ丘3丁目で近くに住む人から「建物の1階から煙が出ている」と消防に通報がありました。
【近所の人】
「赤い炎が上がってて、そのあとバンッと何かがはじける音がして。みんなに窓を閉めるように声かけをして急いで家から逃げました」
火はおよそ2時間半後に消し止められましたが、峯元清子さんの木造2階建て住宅1棟が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。
峯元さんは1人暮らしで連絡が取れておらず、警察が遺体の身元の確認を急いでいます。
午前3時半ごろには鹿児島市喜入瀬々串町で火事があり、内木場盛さん(77)の住宅1棟が全焼しました。
内木場さんは妻、息子夫婦らと5人で住んでいて、そのうち4人が家にいましたが避難し無事でした。
【近所の人】
「おばあちゃんが1人取り残されてて上に。その人を2階のベランダからご主人と一緒に運び出す。もう最後飛び降りるような感じで」
一方、きのう午後7時半ごろ、鹿児島市宇宿3丁目の脇田公園では多目的トイレのオムツの交換台や壁の一部が焼ける火事がありました。通行人がすぐに消火しけが人はいませんでした。
付近に火元となるものがないことから、警察は放火の可能性も視野に調べています。