桜島フェリー観光客値上げか 地元住民は据え置きの方針 鹿児島


鹿児島市は赤字経営が続く桜島フェリーについて、主に観光客を対象に再来年度から運賃の値上げを検討することを明らかにしました。

11日の市議会の産業観光企業委員会で市側が報告しました。

市側の説明によりますと、桜島フェリーは赤字が続いていて、営業収入に対する資金不足の割合が2029年度末には30・9%に達し、厳しい経営計画を求められる「経営健全化団体」に指定される可能性があります。

こうした事態を避けるため、市は利用者のおよそ3割を占め、多くが観光客と見込まれる現金やクレジットカード、交通系ICカードの利用者を対象に、再来年度から最大で100円の運賃値上げを検討します。

主に地元の利用者が使うラピカや定期券、敬老パスなどは今のまま据え置くということです。

●橋口局長
「通勤通学等で毎日ご利用頂いている方もおられますので、そういった方々のご負担をできるだけ小さいものにして、桜島フェリーの経営の持続に取り組んでいきたい」

 
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