小学校で正しい手洗い講座 一番身近で大切な予防策


 県内全域にインフルエンザの流行発生警報が出されているなか、小学校の児童が正しい手の洗い方を学びました。

 食中毒や感染症の予防にと鹿児島市が開いていて、12日は荒田小学校4年生の児童約70人が日本食品衛生協会が認定した「手洗いマイスター」から手ほどきを受けました。

 汚れに見立てたローションを手に塗り、普段通りに手を洗います。専用のライトで洗い残しを確認すると。

 【鹿児島市食品衛生協会手洗いマイスター】
「めっちゃ光ってるね」
 【児童】
「なんか怖いです。爪も(光っている)」
 【鹿児島市食品衛生協会手洗いマイスター】
「そこ(箱)から出してみると綺麗でしょ。けど意外と落ちてないね」

 正しい手の洗い方は石けんをよく泡立て、手のひらや指と指の間、側面と甲も洗います。指も一本ずつ丁寧に、爪や手首も忘れずに。
正しい洗い方を学んだあと、ふたたびライトに手を当てると。

 【児童】
「手首あたりも落ちていたし、爪あたりも落ちていたし、(マイスターから)合格と言われてとても嬉しい」
「綺麗にちゃんと洗って菌を無くしたい」

 【鹿児島市食品衛生協会手洗いマイスター 吉田孝久さん】
「一番身近で一番大切なものは手洗い。病気の予防にもなるし、食中毒の予防にもなる。一番効率的なものだと思う」

 また県は今月8日から12日の間に、県内の小中高校などの学年・学級閉鎖の件数が、前の週から32件多い70件に上ったと発表しました。小学校で学年・学級閉鎖があわせて46件。中学校で休校が1件、学年・学級閉鎖が16件となっています。

 
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