鹿児島市の高校生 硫黄島で献花 「戦後80年」作文コンクール最高賞
戦争の記憶の継承に関する国の作文コンクールで最高賞に輝いた鹿児島市の高校生が、太平洋戦争の激戦地、硫黄島を訪れ慰霊碑に花を捧げました。
小笠原諸島の硫黄島は太平洋戦争末期に日米両軍あわせて2万8000人が亡くなった激戦地です。
18日、この島を訪れた高校生や大学生ら9人のなかに、鹿児島市の高校3年生弟子丸香里奈さんがいました。
去年、厚生労働省が募集した「戦後80年記憶の継承作文コンクール」で弟子丸さんは最高賞の厚生労働大臣賞を受賞しました。
作文には、小学生の頃に大正生まれのひいおばあちゃんから聞いた話をもとに、記憶をつないでいくことの大切さをつづりました。
「曾祖母は、空襲で空が赤く染まったこと、防空壕に隠れて耳をふさいでいたこと、食べ物がなくていつもお腹がすいていたことを、静かに話してくれた。泣きながら話すのではなく、淡々と話す姿はとても印象的であった。そのとき私は「戦争は本当にあったのだ」と実感した。」
コンクールで受賞した高校生らは日本兵の集団埋葬地や日本軍の拠点であった地下壕などを見学しました。
【鹿児島市の高校3年生 弟子丸香里奈さん(17)】
「すごく暑くて狭くて虫もたくさんいたし、15分いただけで耐えられなかったので兵士の・日本軍の方々の苦悩とか本当にはかりしれないものだと胸にうたれて。ここで亡くなられた方の思いを継承して平和への歩みを全体で行っていけるようにしていけたらなと思います」